鋸柄を作ってますと発信していると、いろんな方が見てくれているようで、こんなことがありました。実家がりんご農家だという地元の高校生の男の子が、訪ねてきてくれました。鋸柄を作ってみたいそうで、どんな風に作っているのか見てみたいと。その後、作ってみましたと、このケヤキのグリップを持ってきてくれました。すごいですね。お父さんにあげるんだそうです。思いを持って、興味を持って、行動する。やればわかる。すばらしいです。お父さんがうらやましい。お父さんもいいお父さんなんだなきっと。このグリップに、金具をつけて今日お渡しできました。いいわげものがちゃんと育ってる。
Read Moreつい先日おとどけしたBabyTallです。50㎝と44㎝。ひとつひとつの特別。 こんなに長く作り続けると思っていませんでしたが、起業当初から作っているロングランの商品になりました。長男が生まれて、この商品ができて、その子も春から大学生です。次男も中学生になり、中学男子との親子関係に戸惑ったり、一喜一憂する毎日です。そんなときでも、しっかりと肌を寄せ合って世話した小さかったころのことや、子供が心の中から正直に出す優しい言葉や態度をふと思い出しながら、この子らの本質と、自分の子供に対する気持ちがどこにあるのか、再確認しながら毎日すごしています。 そういう親の心のそばにいつも置いておきたいと思って作
Read Moreりんご農家さんからのご依頼でりんごの木で折れ鋸と、ピストルタイプの鋸柄を製作いたしました。ご依頼いただいた農家さんのりんご園のりんごの木で作った、大切な剪定に使うご自分のりんごの木で作った道具。素敵な、腑に落ちる流れだと思います。丸太をお預かりして、製材、乾燥を経て、やっとできあがりました。金具もすべて手作りして、本当に特別な道具が出来上がったと思います。 りんごの木を扱うようになって、りんご農家さんと距離が近くなり、りんごやりんごを取り巻く様々な仕事があることを知りました。そんな中で、鋸柄を作る機会を頂き、一本、また一本と、ここ数年鋸柄を沢山作らせていただいています。家具屋をやるんだと始まっ
Read More2022も終わりました。ずっと抱えていた自分でもどうしようもなかった心の落ち込みが底に達して、もうダメだと、おおげさではなく一度死んだような気持ちになった今年。なんとか復活したいと、心と会話をしながら過ごした秋から冬でした。そんな中で手をかけた入口になるファサード。冬になると明かりが入らず、ますます落ちていくと、たまらず作りあげました。シャッターだった所が、やっと内臓に蓋ができた感じがして、光も入ってホッとしました。 自分の中にある、自分にも分からなかった、ずーんと重い何かがなんなのか、何も解決はしてませんが、理解しようと踏み出せたことに、ちょっと前進できたのかなと思っています。来年は少しでも
Read More