大きくて分厚い作業台。 戦後、裁縫の仕事で家族を支えてきたご両親が使っていたものだそうです。 これを使って、何か使いやすいものに姿を変えて持っておきたいというご相談でした。 一つは、大きなサイズのまま、日曜大工の作業台として。 もう一枚の板は、短く。 一つは奇麗に削りなおして文机に。 もう一つは、丸く切り出して、表面は使い込まれたままに、サイドテーブルにしました。 削ってみると、まだまだ新鮮で奇麗な表情を見せてくれる、とても奇麗な桂の木でした。 でもその表面には、目打ちでできたという無数の小さな穴。 ただ奇麗というのとは違う使われてきた歴史そのもの。 戦後という大変な時代を、この作業台と共に生
Read More2019年もさらりと始まりました。 2018の次は2019。 12月の次は1月。 31日の次は1日。 同じ場所で、同じことを。 気負わず、焦らず。 良い一日に。 今年もよろしくお願いいたします。 EasyLiving 葛西康人
Read Moreすっかり恒例となったクリスマスのヒロロのこどもの広場でのスプーン作り。 今回も、お母さんお父さんが頑張ってくれました。 ご自分のお子さんに使ってもらいたいっていう方がほとんど。 途中ちっちゃな赤ちゃんをお父さんが連れて様子を見に来たり、託児で限界を迎えた赤ちゃんの様子を見に行ったり。 それでも、つかの間の間、託児であずかってもらいながら、こんなふうに息抜きの時間を作ってあげるこどもの広場はいいところだなぁと思います。 会話も自然と子供の話になって、なんだか毎回とても一体感がある雰囲気なのです。 うちはもう小4、中2の男子二人。 あかちゃんと毎日を過ごすお母さんの会話を聞いていると、こちらもああ
Read More絵を描くのは昔から嫌いではありませんが、なかなか難しい作業でもあります。 出来上がり以上に雰囲気だけ良く伝わってもだめだし。 図面は、まさにそのものだけど、その前の気持ちの部分を感じあうにはやっぱり絵や模型がいい。 お客さんと僕とのあいだで、まださわれないもののイメージを共有するための絵。 それ以上でも、それ以下でもだめ。 描けただけで、作れなくちゃ意味をもたない。 できるかできないか、こうのほうがいいいけど、どう考えても難しい・・。 自分への挑戦をつねに抱えながら、双方納得の提案をすること。 このへんの感覚は、描く人と、作る人が、一緒だからこそ、自分の中でもとてもデリケートな部分。 &nbs
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