剪定鋸の次はりんご箱を触ってます。「又幸」というりんご箱を使った家具を作るプロジェクトから派生した店舗用のカウンターテーブルを作っています。りんご箱の板を綺麗に張り付けて、表面をいい具合に磨いて、汚れを取って。猛吹雪で寒い工場でしたが、汗をかきながら作業していました。元はと言えば、みんな同じ赤松の板ですが、使われた環境や、年数や、いろんな歴史が、様々な色味や表情をみせてくれます。見慣れた、ありふれたりんご箱ですが、それを見続けて、触り続けているうちに見えてくる、多分自分だけしか見えていない表情が確かにあります。
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