青森のCANOEの竹内さんのもとへ。 革を張ってもらう椅子とベンチの下地を置いてきました。 毎回、実際に張る革を見ながら、どの辺を使うか確認します。 牛革。牛一頭の片側半分。 こうやって見ると、生きていた牛であるということがよくわかります。 奥が頭、手前がおしり。前足、後ろ足。よく見ると目の位置もわかります。 生きている間についた傷。 首回りはしわが多くて、おなかの周りはよく伸びます。 革の鞄、革の財布、革の服。 僕らの周りの革の製品は、実はこの姿からできたもの。 わかってるようで、わかっていないところ。 この姿を見ると、無駄なものは一切つくっちゃだめだと、本当に思います。
Read More成形が終わった革張りの下地。 綺麗な下地は綺麗に張りあがるというのは経験済み。 逆もしかり。経験済み。 なので結構気を使って作ります。 こんな仕事もあるのね、な仕事。 何にみえます?ちゃんとできるか半信半疑で試作中。 こうやって小さなまちで、ちいなな規模で仕事をしてると、「できるからできる仕事」が多いことに気づきます。 木を削れるからできる。 スプーンができるならできない? 革で鞄ができるなら、やってみてほしい。 これ一本っていう仕事の仕方は素敵だし、理想だけど、そこから派生する「できる仕事」も大事にしたいなぁと思います。 だれになにができるかを把握すること、インスピレーションを大切に、チャレ
Read More小学校6年生の頃のクラス会がありました。 小さな町いると、ちょいちょい偶然出会うような面々だけど、皆変わっていなくて懐かしい顔でした。 当時の恩師との再会。 じわっと涙がでてくるのは、なんででしょう。 きっといろんなことでおもいっきり泣いたり笑ったりした時期。 そういう時期を一緒に過ごしてくれた先生だからなんだろうなぁと思います。 先生が当時言っていた言葉があります。 今日その言葉が、みんなの口からぽろぽろとこぼれてきました。 ピンチはチャンス。 年がら年中ピンチ続きの僕には、本当に大切な言葉。 当時、先生自身がよりどころにしていた言葉だったと明かしてくれました。大変な時期だったと。 そういう
Read More三上君に漆を塗ってもらったスプーンとフォーク。 きれいに出来上がって、今日持ってきてくれました。 薪地(まきじ)という技法でかたく丈夫に塗られています。 こういうのいいよねっていう話をずっとしながら、その方向に向かって試行錯誤しています。 塗りの仕上がりに対しては、三上君を信じて、注文はだしながらも、漆に毎日触れている彼が良いと思う姿にしてもらっています。 できたものを見て、その彼が良いと思う姿と、僕らが良いと思う姿のほんの少しのギャップを埋めながら、また次につないでいきます。 良い、の基準をすり合わせることって、すごく重要で、それにはけっこうな時間と、労力を要します。 そういうところを、やわ
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