chair
- posted 11月 3, 2015
ちょっとずつマイナーチェンジしながら出来上がってきた椅子。
ご注文いただくたびに、お客さんのご要望から少しずつ形を変えたり、バリエーションを増やしたりしてきました。
いつも同じ形で作ることができたら、それはそれで楽ちんなんだと思うけれど。
ご注文をいただくたびに、お客さんが大事にされていることは、千差万別。
同じ形の椅子がベースになってはいても、微妙に変化をつけていけるのが、僕らの仕事のいいところだと思います。
採算ベースにのせるっていうことは、そういうご要望がなるべく発生しないようにいつも同じ形で注文いただくような流れをつくることなのかもしれないけれど。
でも逆にそういう千差万別を受け入れられなかったら、多分生きてはいけないとも思う。
安く作る商売と、安さだけではない、特別なご要望に応える仕事。
どっちかだよとよく言われるけど、大事にしてるところを、くみ取るセンスを磨けばどちらもできる気がします。
このまちで生きて行こうと思ったら、そういうバランス感覚が必要だと思っています。