0

カートに商品がありません。

こみせん

テーブルを作るときにはこんなことをします。

天板に入った反り止め(天板に直行して渡っている左側の太い材)と、貫(反り止めの右側にある細めの材)をつなぐとき、横にあいている穴に込み栓という丸棒を打ち込んでつなぎます。
貫は手前の左右に長く伸びる幕板という部材につながっていて、幕板の先端には脚が付きます。貫と幕板と、脚はパーツとして一体となります。

反り止めと貫に貫通してあいている穴は、0.5㎜くらいずらしてあけます。
これに込み栓を打ち込むと、むりやりずれを強制しながら入っていくので、自然と貫が天板に引き寄せられてぴったりと組み込まれるという仕掛けです。
一年通すと、材によっては5㎜とか収縮を繰り返す木の天板と、脚の部材を、無理なく接合させるために、なるべく木ねじで直接接合することを避けて、こんな工夫で組み立てていきます。
先人の知恵ってすごいなぁと思います。