魅力
- posted 12月 29, 2013
昨日に続いて、りんごのこと。
デザイナーの佐藤君自らネーミングしたBOTTOM OF BOTTLEというシリーズ。
ビンの底はビンの底でしかなくて、どう使うかは、その人次第。
そんな自由で、おおらかな考えが、この商品の魅力かなぁと思います。
そして、青森のデザインは少し無骨なくらいのほうがいいという、彼らしい、一本筋の通った気持ちのいいデザイン。
でも、ビンを切るだけじゃなくて、用に足るものとして、きちんとしたものを作ろうという気持ちは、三者の共通の気持ちでした。
そしてたどり着いた結論が北洋硝子さんでの口焼きという加工でした。
ここにいきつくまでのいろいろはまた、来年にでも。
ビンを切った切り口は、やはりざらざらとして、とても口をつけるような状態ではありません。
ガラスのプロからは、絶対に商品としてあり得ないと。
これを写真のように切り口を焼いて部分的に熔かしてとろりとしたガラスらしい状態にします。
北洋硝子さんならではの仕事。
焼きにかける時間、加減、それは人の感覚。
一つ一つに注がれる目は真剣そのものでした。
そして、それを可能にする、ガラス工場としての生産力、規模、技術力、プライド。
近くにこれだけのガラス工場があるということに驚くとともに、もっと知ってほしいということもつよく感じました。
こんなふうに身近なところに素晴らしい技術があるということを、肌で感じることのできる有意義な経験をしました。
ぜひお手にとって、あおもりの人の手による、あおもりに暮す人が生み出すからこその姿を感じていだきたいと思います。
明日30日から発売開始です。
よろしくお願い申し上げます。