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沖小工務店 津軽塗その2

沖小工務店。
漆塗りの三上君による津軽塗体験の二日目。
いよいよ研ぎ出し。

盛興業の盛さんも参戦。

あと一色だけ最後にぬって。

どうなる?どうなる?っていいながらドライヤーで乾かして。

ちゃんと乾くまで三上君が漆のこと、津軽塗のこと、自分のこと、ゆっくりと話してくれました。

いつになく真剣。
すごくいい時間、いい空気でした。

そして。お楽しみ。研ぎ出しの時間。
こうやってやるんだよ。
やりすぎ注意!

すぐに下の仕掛けが出てきます。

女の子はやっぱりかわいい感じ。

男はだまって黒!

削って見て。削って見て。

どうですか?

お?!いい感じ。

なんだか津軽塗っぽい。

それぞれの津軽塗。

裏にマグネットを貼って黒板に貼ると。
なぜか木工の文字。
なんか寄り集まるとほんと津軽塗り。
みーんなちがう。
しかけた本人達ちょっと感動。

おもしぇがった?
おもしぇがたー!
途中、三上君の津軽塗のお話の時間がすごくいい時間でした。
彼自身、津軽塗を仕事にして、日々取り組む中での葛藤や、思い悩むこと、漆の魅力。
それは、彼自身まだまだ答えが出ていないことも多く、彼の疑問は、そのまま子供達の疑問でもあったように思います。
今、津軽塗師として生きていくっていうことの、生々しいやり取りがそこにありました。
この体験が将来の津軽塗職人に導くものになるかどうか、それはわかりません。
津軽塗の普及になるかどうかもわからない。
でも、今日家に帰って、お父さん、お母さんと、晩御飯の時にもつ箸を見て、必ず津軽塗りってねっていう話に、必ずなると思う。
そして、その塗りを見て、これがね、この色がねって、きっとなる。
それでいいと思う。
途中、一人の生徒が今年の木工クラブの中で、一番時間がかかってるんじゃない?って。
いつかその感想が、いろんなことと結びついていくことを信じたいと思います。
三上君ありがとう。またやりましょう。
盛さんもね。