実感

• posted 3月 3, 2021

金具を組み込んで、やっと完成しました。
なかなか苦労が多い工作でしたが、なんとかクリアできたのでほっとしています。
毎度毎度、何か一工夫というか、こうだったらいいのになんでこうなんだろう、みたいな疑問にちょっとずつ踏み込むので、毎度一苦労ありますが、やってみて、良くても、良くなくても、目一杯やると、次の何かのきっかけを生んでくれる種になることは分かってるので、とにかくやってみる、が大事かなと。
りんごの木の剪定鋸。農家さんに長く使われていってほしい。

一難去ってまた一難。
大急ぎで椅子を作っています。
介護施設向けの家具を作るプロジェクトに参加させていただいていて、急遽椅子の試作品を作ることになり、とりゃーとどばーっと、脳内にある姿をめざして、まるで彫刻をするように一気に作っています。
おじいちゃんおばあちゃんが、よいしょと座りやすくて、あずましく座って時間を過ごせて、よっこらせと立ち上がりやすく、見守る人も介護しやすい、ぬくもりのあるやさしい木の椅子。
これだけ介護という分野が発達してきている中で、真新しい斬新なものを作るのは難しいですが、当たり前に、こうだったらいいよねっていう声を形にしていく静かなデザインだと思っています。
これまで形にしてきたアイディアや、製作上の工夫や経験が、少しずつ生きてきている実感があって、くたびれましたが楽し一日でした。