ジグ
- posted 8月 22, 2020
穴を一定のピッチで開けるための治具。
作業の様子の動画を撮ってみました。
大分効率よく作業が進むようになりました。
効率よく、正確に製作するための補助をする道具を、治具(ジグ)といいます。
同じものを沢山作るために必要になる場合もあるし、たった一つ、一カ所の加工をするために必要になることもあります。
うちにある木工設備は、本当に基本的な加工をするための木工設備です。
例えば、平面に削る、直角に切る、同じ幅に切りそろえる、直角に穴をあける。
こういう基本的な設備に、都度工夫をこらした治具を作り、組み合わせて必要な加工をしていくことになります。
必要な加工精度や、生産数、繰り返し使えるかどうかの再現性、いろんな条件によって、治具の作り方や、素材なんかも変わってきます 。
このあたりに、その人、その工場の性格が出てくるのかなと思います。
別の工場に行ったときに、はっとさせられるような治具に出会うと、うれしくなります。
作るということだけ考えると、本当に作れないものなんてなくて、ものづくりはやっぱり、意欲と探求と行動だなと、治具一つ見ても思い知らされます。