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剪定鋸 長柄


りんごの農家さんからのご注文で、剪定の長柄を作りました。
上の2本が尺といわれる長さの折れ鋸。30㎝くらいの刃がつくもので、長さで35cmくらいあります。
下の4本が今回作った長柄で、三尺半110cmくらいあります。刃は尺二までつきます。
今回はお客さんの手持ちのものと同じものをということで作らせていただきました。


長いですね。かっこいいです。にやっとします。
雪にさして、深さをはかったりもするそうです。
なんかかっこいいです。同時に、タフなものを要求されてるんだなぁと気がピリッとします。


刃物は天寿の替え刃が付く仕様です。
グリップの形も独特で美しいです。


りんごの木と、山桜、オニグルミ、そして楢で作ってみました。
ご注文して下さったお客さんはりんごを選んでいただきました。
りんごの木で、このくらいの長さというのは、考えてみると意外とレアで、貴重だなぁと思います。
作ってみてオニグルミがとても軽くて、その他はちょっと重いかなぁという印象がありますが、ある程度重さがあった方が重さを使って楽に切れるんだとか。
軽いものも、これはこれで、女性の方とか、体にあった使い方ができるのかなぁと思いました。

これまでの長いりんご栽培の歴史の中で、いろんな剪定のスタイルや考え方がうまれてきたんだと思います。
依頼される鋸の姿も、刃にかんする考え方も、本当に様々です。
まだまだ何もわからず、依頼して頂くたびに、教えていただきながら、型をうつして学んでいるような状態ですが、少しづつ良いものというか、用に足りる、的を射たものが出来るようになっていきたいと思っています。
これまで積み重ねてきた先人の型と、家具を作ることで得てきた自由な技術や知識を、うまくからませながら、今の課題に応えていけたらいいなぁと思っています。

ご興味のある方がおられましたら、一度ご連絡下さい。
よろしくお願い申し上げます。